Spelunkyを100回クリアした記念

Spelunky(日本語wiki)は
鞭とロープとローソク爆弾で武装した無謀なおっさんがカーリー神殿を強襲するアクションゲームである。
このゲームを今年の1月から始めて、先日100回クリアした。

記念として、感想を書いておく。


Spelunkyはアクションゲームとしては珍しく、ステージが自動生成される。
なので、ステージ構成や操作は、JumperTwoのような覚えゲーほどは難しくないものの、非常に死にやすい。
ヘビ、クモ、洞窟人といった敵は動きこそ単純だが、地形によってはダメージを受けることがあるし、矢の罠や落石などの
罠も、慣れてきたと思ってもひっかかることがある。敵からダメージを受けたり、罠にかかる確率が数%になっても、ステージ全体では100を超える敵やトラップが出現するので、その程度では簡単にはゴールにたどり着けないのだ。


そんなわけで、ショートカットを使ってクリアするのに100回前後かかり、通しでクリアするのには900回ほど、秘密の部屋を開けるのには、さらに数百回かかっている。現在では、勝率は最初のクリアから比べれば格段に上がっていて、クリアだけ目指すなら2割くらいは勝てるだろう。それだけプレイしていても、まだ目標があって、ゴールドシティへは何度も到達していない。100回クリアしてから数回ゴールドシティを通ってクリアできたが、安定してゴールドシティクリアできるようになるまでは楽しめるだろう。


このゲームはステージの構成も良いが、全体のバランスも良くできている。全部で16ステージ、4ステージごとに4つのエリアに分かれている。エリアごとにショートカットが作れるのだが、この金額設定もうまい。今のエリアに大分慣れてきたと思った頃に次のショートカットが開けるのだ。ショートカットを使うと、苦労をしなくて良いかわりに、装備が整えられていないので、不当に難易度が下がるわけでもないし、最後のエリアではボス戦向けの最強装備が手に入るので、初心者に厳しい難易度にもならない。そして、この最強装備は、ゴールドシティへの鍵にもなっているため、ゴールドシティを目指す中級者にも良い難易度を与えている。


ステージの自動生成、洞窟を降りていく(そして突拍子もないものが出てくる)、トラップの充実さ、壁破壊、店の存在(強盗も可能)
という要素はnethackのようなローグライクRPGを彷彿とさせる。
このゲームもローグライクと同様にすぐ死ぬのだが、アクションゲームらしくクリアまでの時間が短いため、ずっと難易度が下がってお手軽である。そんなわけで、Spelunkyは非常に良くできたゲームだと感じている。