意識の帯域幅

「ユーザーイリュージョン」によれば、16bpsらしい。2Bpsだ。
運動自体は意識以上のことができるので、例えばタイピングなら、12sps/1.7s*16bit=113bps(妄想)くらいである。
どちらにせよ、感覚器官からの入力1.4MBpsよりも遥かに小さい。


では、PCと比較するとどうだろうか。
外部からの入力をネットからのダウンロードと考えると、ADSLでさえ32Mbps=4MBpsと、外面的な帯域は人間よりも広い。
出力は、入力と同程度か、それ以上の帯域を持つことができる(動画の再生とか)。
ここが人とPCの大きな違いだろうか。PCはデータを展開するのが得意である。


しかし、よく考えると、人も、直接的な出力を持たないだけで、神経系では膨大なデータを扱っているはずである。
200Gくらい細胞があって、それぞれ1K単位で入力を持っていて、50Hzくらいで反応しているなら、1Pbps程度の処理能力はあるかも知れない。
入力1.4MBpsで、処理速度とメモリサイズが1Pbps。出力はPCレベルで考えるなら、運動神経の数……いくつだ?
まあ、ハードがこれで、ソフトの意識は、入力は計れないけど、一応出力が16bpsだ。ひどいな。


なんかぐだぐだ書いたが、人の神経や意識を現行のコンピュータで喩えるのは難しい気がする。
入力と出力の種類が内部構造まで決められないと、比較のしようがない。
少なくとも、入力が感覚器官の神経細胞数で、出力が意識だとするのはまずい考えだ。