認識

マルチタスクと脳

人間は複数のことを同時に出来るものである。しかし、必要な部位が被るようなものは同時に出来ない。車を運転しながら野球とかは無理だ。それと同じくらい、2つのことを同時に考えるのも難しい。考えるという行為に使う部位は、同時に1つのことしか行えな…

記憶

人の記憶には3種類あり、短期記憶、中期記憶、長期記憶に分けられる。知識としては知っていたけど、最近意識していたので、違いが感じられるようになってきた。面白いつまらないことを思いついて、しばらく考えを進めているうちに最初のことを忘れる、という…

主観、客観は古い。

客観とは何だろうか。主観の対義語? では主観とは何だろう? 自分の1人称、主体だと思っているものは、他人にとっては主観ではない。また、1人称でない自分を考えることもできるが、それでも主観なのだろうか。 確かに、1人称でない自分を考えるというのは…

「嘘か真か」は古い。

嘘とは何だろうか。真実ではないこと? では真実とは何だろう? 自分が真実だと考えていることに、自分以外は誰も保証はしてくれない。他者は嘘を吐いているかも知れないのだ。しかし、自分が真実だと思っていても、自ら欺いていることもある。思いこみや錯…

世界と象徴

人の認識は統一されている。一つの「ワールド」がそこに在るように感じられる。しかし、漠然と世界を認識しているだけでは、何も発展性はない。ドラッグ*1を使って、あるいは悟りを開いて、世界の統一を見て、全てを理解したように感じても、そこに発展性は…

意識の帯域幅

「ユーザーイリュージョン」によれば、16bpsらしい。2Bpsだ。 運動自体は意識以上のことができるので、例えばタイピングなら、12sps/1.7s*16bit=113bps(妄想)くらいである。 どちらにせよ、感覚器官からの入力1.4MBpsよりも遥かに小さい。 では、PCと比較…

意識の容量の少なさを嘆かない。

意識の帯域幅が少ないということは前から感じていて、どうにかこれを増やせないかと考えていた。 しかし、意識の性能が3倍上がったところで、実際の情報量には到底追いつかない。 化け物と呼ばれるくらいになるには、意識に頼っていてはいけない。 これから…

赤ん坊は一番大切な人の怒らせ方 [DVD]を知っている。

赤ん坊は、良く親を困らせる。時として、親を怒らせたり泣かせたりする。 でも、大体は微笑ませてくれる。 つまり、赤ん坊は大人の喜怒哀楽を引き出すことに成功しているのだ。まさに、コミュニケーションのお手本である*1。 こうして、相手の反応を見て覚え…

クオリアと象徴

人は外界の情報を正しく捕らえることができない。しかし、それが存在することを実感することができる。 このとき感じているものをクオリアという。 ここで、もう一つ重要な問題が見つかる。クオリアを表現するのに、人はクオリアそのものを提示することがで…

情報には色々な種類がある。

情報と一口に言っても、その正体を見極めるのは難しい。この言葉が便利なので、他の言葉で表した方がいいことも、比喩的に情報といってしまうので、本来の意味が分かりにくくなっている。 別に原義主義ではないけれど、「情報」というのは明治時代から使われ…

事実は表現されない。

書き手が現実のことを書いているのか、架空のことを書いているのか、文章を読んだだけでは分からないのに、それをどうしたら区別できるのだろう。 文章表現には、色々な目的がある。事実を伝える、意見を述べる、楽しませる、騙す、怖がらせる、など*1。読み…

トンネルや穴は、物理的に実在するのか?

激しくどうでもいいけど、トラックバックの練習でも。 ここのところ、物理主義・唯物論に疑問が出てきた。トンネルや穴は、物理的に実在するのか? 良く分からない。そもそも、そう問うことに何か意味があるような気がしない。 物理主義 - mzsmsの雑記 わた…