ユーザーイリュージョン(4)

p. 296 リベットの実験によって、意識は刺激を与えられてから近くするまで0.5秒かかると判明したのを受けて。

この0.5秒で、世界最強のコンピュータ(つまり脳)は1100万ビットの感覚情報から10〜50ビットの意識を生み出し、その過程の痕跡を消す。0.5秒あれば余裕を持ってこなせるはずだ。「数理神経科学」を自称する分野の研究者にとっては、じつに取り組みがいのある理論的問題と言える。

ちょっと浮かれすぎじゃないかなあ。感覚情報と意識される情報の質的な差異があるし。
それに、まだ意識は記憶と感覚の境界線をあいまいにしていることについてきちんと触れてない。