1.6

内省は確かに不正確である。人の意識できる範囲はごく限定されている。人の持つ機能の大部分は、内省が可能であることとは無関係である。ただし、内省は問題を発見するのには役に立つ。そのため、内省のための機構を持つことは競争に有利である。


何かを考えるということと、今考えていることについて考えることは両立する。この両者の問題は独立しているため、今考えていることについて考えている内容は誤りうる。