AIMA

後戻り防止と双方向探索

後戻り防止の効果 1ステップ毎の後者を1つ排除できる。ステップ数が多くなるほど効果が大きくなる。後者が少ないときに特に効果的。 例: 後者数 状態空間 倍率 2^8 256 − 3^8 6561 25.6 4^8 65536 10.0 5^8 390625 6.0 双方向探索の効果 ステップ数を最大で…

3.4 8パズルの解の存在

昨日の続き。また、同内容の問が3.4にあったりする。 15パズル - Wikipediaの「不可能な配置」の項目にあるように、「14 と 15 を入れ替えた状態」は解が存在しないパターンである。このように、任意の隣り合うピースを奇数回入れ替えると解なしとなり、一方…

3.10 8パズルと2つの後者関数

今回は完全な探索関数の作成ではなく、2種類の後者関数を実装して比較する課題である。作るのは 状態をコピーし、それを修正することで一度にすべての後者を生成するもの 呼び出されるたびに状態を直接修正することで逐次後者を生成するもの の2種類だ。8パ…

3.9 宣教師と人食い人種問題

面倒になってきたのでコーディング部分だけまとめることにした。掃除機問題のバリエーションはいまいちなので見送り。 次は順に考えるのが面倒くさいことで有名な宣教師問題である。色々な資料を見ると細かいバリエーションがあるのがわかるが、今回はもっと…

2.7 掃除機問題(1)

サンプルコード見たらdefstructureとか使ってて泣いた。まあ、common lispなら標準だし、CLISPでも使えばいいんだけど。。サンプルコードはさっくり無視して、道をつくる - xyzzysims制作中 - 人工知能一般で作ったコードを流用することにしよう。それまでに…

久しぶりに練習問題を解く

問題文はテキスト参照で。ちなみに、テキストを持ってなくてもArtificial Intelligence: A Modern Approachで色々見られる*1。章によっては英文だけどpdfで見られるし、掲載されている疑似コードは全て見られる。教材のスライドが揃っているので、これも合わ…

1.10

反射行為は合理的であり、知的ではない。ところが、反射のギミックを用意するのは設計者である。進化はこれを偶然に行う設計者であるが、これを短時間に行うには知性が必要であろう。つまり、知性は時間によって解決できることをごく短時間で行うものであろ…

1.9

進化とは、自然淘汰の歴史である。合目的的に効率よく行動できなければ競争に負けてしまう。合理的に行動するシステムの方が効率が良く、競争に勝ちやすいのである。目的は、とにかく生存時間を延ばすことだ。それは、捕食、生殖を含む。 あるいは、機械(ソ…

1.8

高次の知能行為は人にとって有用であり、かつ、記述可能なロジックで行われている。このため、最初に研究される対象として適切であったと思われる。一方で、基礎的な認知能力について知らなければ、人間が実際にどのようにそれらを行っているかが不明なまま…

1.7

a おそらく可能。卓球には俊敏な反応と動作が求められるが、腕に関しては野球のどんな球でもヒットさせるマシンがある(うろ覚え)ので出来る。足は大きな移動がないので、この問題では必要ないだろう。あとはラケットの扱いが問題になる程度である。需要と資…

1.6

内省は確かに不正確である。人の意識できる範囲はごく限定されている。人の持つ機能の大部分は、内省が可能であることとは無関係である。ただし、内省は問題を発見するのには役に立つ。そのため、内省のための機構を持つことは競争に有利である。 何かを考え…

1.5

IQテストでAIが高得点を取れてもあんまり嬉しくない。特化すれば、翻訳ソフトより簡単に出来そうだ! もちろん、IQテストで満点取れるAIよりも、教育を受けていない子供の方がずっと良く喋れるだろうね!

1.4

計算が困難な問題や、決定不能な問題があることはAIを不可能にする要素ではない。実際、人間だって割り切れない問題は数知れない。ここでは、あきらめたり、逃げたり、運に頼るといった選択肢も必要になる。もちろん、あきらめちゃいけない局面もあるから、…

1.3

2008年度のロブナー賞を受賞したのはConversational AI PlatformのElbot the Robotだ。うん、うずらの方が賢そうだよ? googleが本気を出したら毎年賞を取れる気がするね。

1.1

どちらかというとプログラムを考える方に時間を割きたいので、言葉の定義は現状の知識でサクサクやろう。 「知能」とは、 所望の状態を定義し その状態を得るための解決策を示し 解決策を解消するために努力が出来る ものを指す。多分後ろから解説した方が解…

エージェントアプローチ人工知能第2版日本語版

エージェントアプローチ人工知能第2版日本語版(ISBN:4320122151)が届いたので早速読んでいる。魔術書ではないと書いてあるけど、見た目はどう見てもToPのクラースさんが武器にしそうな本なので、家で少しずつ読み進めることにする。今作り始めているゲー…