1.8

高次の知能行為は人にとって有用であり、かつ、記述可能なロジックで行われている。このため、最初に研究される対象として適切であったと思われる。一方で、基礎的な認知能力について知らなければ、人間が実際にどのようにそれらを行っているかが不明なままとなる。となれば、十分に技術が進歩した段階であれば、高次の能力に的を絞るのは得策ではないだろう。もちろん、現在は手広く研究を進める段階に入っている(一人で行うわけではない)。